養護学校高等部への道をぼちぼち進んでいるムク。
それでも地元の普通高校は「みたい」と言うので見学に行ってきました
この高校は少人数制で、同じ小・中学校の支援級に在籍していた先輩も進学しているから
ムクはかなり早い段階で「この高校に行きたい」と言っていました。
(それなのに候補から外していたのは単純に合格できる学力がないから)
養護学校高等部への道を進んでいるのになぜ見学に行くのか、と中学校からは聞かれましたが
たとえ合格できる学力がなくても、納得して養護学校高等部への道を進んでほしいからね。
高校側の説明は、とっても魅力的です。
本人の力を伸ばすことに重点を置いている。
自然が豊かで、少人数制。話すのが苦手な子も徐々に打ち解けて友達が増えている。
少人数の割には敷地が広く施設もあるので好きな部活ができる。
卓球台が6台も!
授業の様子を見ているとムクでもやっていけそうな感じがしました。
ここに行けば「普通」の高校生活ができるんだ・・・
学校帰りにお店によって遊んで充実した生活ができるのかも・・・
でも、養護学校への道を作るために関わってくれた先生方の顔が浮かぶと申し訳ないし。
でも、本人の希望が第一だから・・・
でも、普通高校にいったら勉強や行事のときの支援を親がやることになりそうだし。
でも・・・
ムクに「自分は養護学校にしよう」と決めてもらうための見学だったのに
私が揺れてどーするの
「何がよかった?」 卓球台! (だよね~)
「養護とここと、どっちがいい?」 ・・・悩む (だよね~)
ムクが高校に行って楽しみにしていることを聞くと「特にない」。
学校帰りにお店によって買い物することにも興味はなく、
友達と一緒に何かをすることにも興味はなく、
部活動にも、もちろん興味はなく、
じゃあ、どんな高校生活が理想なのかを聞くと「今と同じ」。
淡々と毎日登校して、寄り道しないで帰宅。
部活はやらない。
友達との関りは極力少なく。
勉強はしたい。
テスト勉強は社会だけ。
卒業後は働きたい。
受験したい。落ちない高校がいい。
ムクの出した答えは「養護学校にする」でした。
気持ちの切り替えが早いムクなので
第一希望だった高校のことはすっかり消えたようです
親はまだ揺れているというのに。
高校の進路選択は本当に悩みます。
どれが正解なのかわからず親は揺れていますが、
本人の決めた答えが正解なんだよね。