長野県域子育て福祉勉強会ゆったリズムに行ってきました
高校卒業後に進学する予定は多分ありませんが知音先生のおだやかで話しかけるような講座を聞きたかったので。もちろん、大学・専門学校の支援状況も。
タイトルに書いた「発達障害のある人が大学にいく意義」の問いを最初に聞かれ、うーん。私は「好きなこと、専門的なことをより深く学ぶため」と答えましたが、その答えは、障害のあるなし関わらず、同じような気がします。
学びたいことがある、
もう少し将来について考える時間がほしい、などの目的がなく
「なんとなく」「就職できないから」などの理由だったら時間とお金の無駄しかない。
だから、目的がある子どもたちには障害があっても大学進学を挑戦してほしい。
でも!合理的配慮、しえもらえないからムリっ
そんな声が聞こえてきます
大学入試での合理的配慮の例も出していただきましたが、まだまだ例がないです。
(合理的配慮については改めて書きたいな)
例があまりない今ですが、事例を増やすことでそれが当たり前になっていくことを思うと
親は(多動で・・・動ける・・・親)は合理的配慮を求めていくことが大切ですね。
そこで大事なのがこちらのスライド。
一番下に注目!
中学の定期試験でも配慮を受けていたという実績
大学受験で配慮をうけるためには、中学の定期テストでの
実績が必要なんです。
個人的に欲を言えば、小学校の時に支援級を利用しているのであれば、引き継ぎ(または支援会議)資料の中に「集団にいると力が発揮できないのでテストは別室が望ましいと思われる」くらいの一文を入れておきたいです
中学で配慮を受ける場合の注意点として
「本人がなぜ配慮を受けるのか、分かっていること」
「A君だけずるい!と言われないようなクラス運営」
とのこと。
本人の自己理解・・・
障害名ではなく、何が得意で何が苦手か、苦手だけどこうすればできる、を知っていること。
クラス運営は担任や学校の雰囲気に依存してしまうので
本人の自己理解は徐々に機会を設けていくことが大事だね。
ムクが堂々として見えるのは、それなりに自己理解ができているんだと思う。
やることを書けば忘れない、とか、一人遊びが得意とか、ね。
他人に興味がなくマイペースで楽天家というのもあるけど
自律に向けて身に着けたいスキルとしては、
・自分から相談する経験(相談したらうまくいった経験)
・自分で選んで決める
とのこと。
これはどの年齢でも必要だよね。
小学生の時は親に相談して親から学校に相談する経験だったり、
中学生になれば自分から先生に困っていることを言えるようになったり
高校生は・・・文章で相談したり、賛同者を募って要望したり
小学生の頃に「相談して解決した」経験があることが大前提だけどね。
(だから、勇気を振り絞って相談してきた子には最善を尽くしてほしい)
ムクには幼稚園の頃から自分で選んで決める経験をさせてきました。
「麦茶にするか、水にするか」「どっちの服を着る?」から始まって
中学生になったいまは、困っていることを言われたときに
「それに対してお母さんに何をしてほしい?」と聞いています。
幼稚園からの「自分で選んで決める」経験があるから高校の進路選択が早かったのも。
大学に行くかどうかもわからない中学生のときから合理的配慮の実績を作らなければいけない
と思うと不安が大きくなりますが、日々の学校生活の中で、本人にとって何が必要かを共有し、
コツコツ支援を積み重ねていくことは就職にもつながると思います。
コツコツしましょ!
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