障害のある方の働き方 その3(高校卒業後の進路)
高等部を卒業した後の進路には大きく分けて3つあります。
(高等学校も同じ)
・進学
・就労
・福祉的就労
前の記事にも書きましたが…読み返したら分かりにくかったので書き直します。
読み返すって大事ですね
「進学」は大学もあれば専門学校もあります。
ムクにも一応、進学もいいよって言ってみましたが断られました。
「就労」には一般枠と障害者枠があります。
一般枠は企業に障害があると申告しないで働きます。
障害者枠は企業に自分には障害があると申告して働きます。
福祉業界では、前者をクローズ、後者をオープンと言うそうです。
クローズは求人が多種多様にあるので選択肢がたくさんあります。
給与も月給がほとんどで、賞与や昇格もあります。
その代わり支援は受けられないため勤務時間や仕事内容は他の社員と同じ条件になります。
オープンは支援が受けられるので勤務時間や仕事内容など相談できます。
その代わり給与は時給が多く、年契約の場合もあります。
「福祉的就労」は福祉事業所を利用しながら就労を目指します。
福祉を利用するので障害者手帳を持っていることが前提となります。
利用できるサービスは3種類あります。
・就労移行支援
・就労継続A型
・就労継続B型
「就労移行支援」は一般企業の障害者枠での就労を目指したい方が働くためのスキルを学ぶ場所です。
ビジネスマナーを学んだり、職場実習に行ったり自分にあった仕事を見つけます。
利用できる期間が2年間だけなので働くための専門学校と呼んでいます。
「就労継続A型」は、福祉事業所と雇用契約を結ぶ働き方です。
最低賃金が保証されます。
本人への支援もありますが、雇用契約を結ぶだけあって、勤務時間や仕事の量や質が求められます。
長野市にあるA型事業所の仕事内容は主に印刷関係やデータ入力、掃除などです。
「就労継続B型」は一般企業の障害者枠では難しいけれど働きたい思いのある方のための場所です。
本人の体調や障害特性に合わせて通うことができます。
作業内容は箱折りや農作業、クリーニング、パンやお弁当など多種多様です。
働いた対価は工賃と呼ばれ、作業量に応じて支払われます。
平成30年度の全国平均は16118円。長野県の平均は15787円でした。
障害年金をもらえないと生活は成り立たないですね…

中学校まで支援級を利用していても養護学校高等部ではなく、公立高校に進学する生徒がたくさんいます。定時制や私立高校、通信制高校もあるので、発達障害があってもほとんどの生徒が高校生になります。どこの高校に進学したとしても、卒業後に福祉的就労を利用することができます。
先日、仕事で関わっている生徒のために福祉の担当者と話をしていたら「そちらの通信制高校は福祉的就労のサービスは利用できません」と言われてびっくり。「障害の程度によって利用できる福祉サービスに違いはありますが、進学先によって利用できる福祉サービスに違いがあったらダメでしょ
」と語気やや粗めに反論しました。
進路の種類はわかりました。
で、うちの子はどこに進めるの?と気になったあなた!
その悩みすごくわかります。
高等部(高等)を卒業して就労や福祉的就労をするということは、社会に出るということです。
それだけで不安を感じているのから気楽に進路は選べません。
ムクも悩みました。
結局は本人が選ぶのですが、悩んで選べないのであれば、気楽に選べるツールはないかな…と思い、こんなイエスノーチャートを作りました
やってみてください

(高等学校も同じ)
・進学
・就労
・福祉的就労
前の記事にも書きましたが…読み返したら分かりにくかったので書き直します。
読み返すって大事ですね

「進学」は大学もあれば専門学校もあります。
ムクにも一応、進学もいいよって言ってみましたが断られました。
「就労」には一般枠と障害者枠があります。
一般枠は企業に障害があると申告しないで働きます。
障害者枠は企業に自分には障害があると申告して働きます。
福祉業界では、前者をクローズ、後者をオープンと言うそうです。
クローズは求人が多種多様にあるので選択肢がたくさんあります。
給与も月給がほとんどで、賞与や昇格もあります。
その代わり支援は受けられないため勤務時間や仕事内容は他の社員と同じ条件になります。
オープンは支援が受けられるので勤務時間や仕事内容など相談できます。
その代わり給与は時給が多く、年契約の場合もあります。
「福祉的就労」は福祉事業所を利用しながら就労を目指します。
福祉を利用するので障害者手帳を持っていることが前提となります。
利用できるサービスは3種類あります。
・就労移行支援
・就労継続A型
・就労継続B型
「就労移行支援」は一般企業の障害者枠での就労を目指したい方が働くためのスキルを学ぶ場所です。
ビジネスマナーを学んだり、職場実習に行ったり自分にあった仕事を見つけます。
利用できる期間が2年間だけなので働くための専門学校と呼んでいます。
「就労継続A型」は、福祉事業所と雇用契約を結ぶ働き方です。
最低賃金が保証されます。
本人への支援もありますが、雇用契約を結ぶだけあって、勤務時間や仕事の量や質が求められます。
長野市にあるA型事業所の仕事内容は主に印刷関係やデータ入力、掃除などです。
「就労継続B型」は一般企業の障害者枠では難しいけれど働きたい思いのある方のための場所です。
本人の体調や障害特性に合わせて通うことができます。
作業内容は箱折りや農作業、クリーニング、パンやお弁当など多種多様です。
働いた対価は工賃と呼ばれ、作業量に応じて支払われます。
平成30年度の全国平均は16118円。長野県の平均は15787円でした。
障害年金をもらえないと生活は成り立たないですね…



中学校まで支援級を利用していても養護学校高等部ではなく、公立高校に進学する生徒がたくさんいます。定時制や私立高校、通信制高校もあるので、発達障害があってもほとんどの生徒が高校生になります。どこの高校に進学したとしても、卒業後に福祉的就労を利用することができます。
先日、仕事で関わっている生徒のために福祉の担当者と話をしていたら「そちらの通信制高校は福祉的就労のサービスは利用できません」と言われてびっくり。「障害の程度によって利用できる福祉サービスに違いはありますが、進学先によって利用できる福祉サービスに違いがあったらダメでしょ

進路の種類はわかりました。
で、うちの子はどこに進めるの?と気になったあなた!
その悩みすごくわかります。
高等部(高等)を卒業して就労や福祉的就労をするということは、社会に出るということです。
それだけで不安を感じているのから気楽に進路は選べません。
ムクも悩みました。
結局は本人が選ぶのですが、悩んで選べないのであれば、気楽に選べるツールはないかな…と思い、こんなイエスノーチャートを作りました


