本の紹介 5

最近読んだ本です。


ニキ・リンコさん。
大人になってからアスペルガー症候群と診断され、翻訳家として自閉症関連の本を翻訳しながら、自閉症の代弁者(?)として講演されている方です。
その筋face03では有名な方です。
本も沢山だされているけど、私は初めて読みましたicon01


内容は、定型発達者と自閉症者の身体のつくりの違いです。
「感じ方」と言ったほうがいいかな〜

色々な実話がある中で、ムクが「そうそう!」というのを紹介しますface02

ムクの行動でどうしても理解できなかったのが「トイレが分からない」。
トイレの場所じゃないですよ〜〜

おもらししてても「気がつかない」。
「トイレは?」と言った瞬間にジャーッface07

4歳くらいなら怒らないけど(たぶんね)、6歳になっても・・・じゃあねぇicon15
育児本に書いてるような「やってはいけない、言ってはいけない」事をやってきましたicon10

それでも良くならないから、療育の先生に相談すると・・・
「発達障がいの子には多いんだよ」って教えてもらいましたface08
でもね〜〜〜先生に言われても、ピンと来なくって・・・

とりあえず、トイレの事で強く言うのを止めて
「トイレが分からないお友達もいるらしいよ。時間を決めて行くようにしよう」
と話したら、自分からトイレに行く回数が増えました♪



次が、「音の感じ方が違う」。

外で、気をつけて聞いてみると、いろんな音(雑音)が沢山あります。
定型発達の場合は、身体が勝手に「必要のない音のボリュームを下げる」作業をしてくれてます。
自閉っ子の身体は、音のボリュームを身体が勝手には下げてくれないから、雑音も大きな音で聞こえるらしいです。
それって、うるさいだろうな・・・外出が怖くなるよね。

ムクの場合は、突然の音と見えない場所の音に怖がります。
すごーく小さい音も「今の音、なに?」って聞いてきます。
お陰で、私も小さい音には敏感になりましたicon22

あと、声のトーンにも敏感なんですよね。
「甲高い声」「抑揚の激しい声」で話しかけてくる大人は苦手です。
来るもの拒みますface03



「身体が疲れた」という感覚がないらしいんです。
これも「まさかー」って思うんだけど、思い当たるフシもあるんです。

ムクが3、4歳の頃、「夜泣きがひどいのは昼間の運動が足りないから」という話を聞き、ひたすら歩き続けさせました。
近所を1時間くら歩いたかな・・抱っこicon11とか、疲れたicon11も言わず、ずーっと手をつないで歩いてました。

その時は「良く歩いてえらいぞっ」って褒めていたんだけど、
次の日には必ず熱を出してました。
長い散歩の度に熱をだしていたけど、いま思うと「体力の限界」だったのね・・・

この本を読んで「自分の身体の限界がわからない」ということを知りました。
これまたピンとこないんだけど、ご本人が言うのだからそうなんだよね。
ムクが疲れすぎないように、顔色をみて、早寝を心がけてあげたいな〜

でもね〜小さい頃に歩くってのは大事だね。
あの散歩のお陰で、足腰はかなり鍛えられたと思うの。
ユズにムクの爪の垢を煎じてのませたいよっicon09


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この記事へのコメント

なるほど・・・

「抑揚の激しい声」ってなんとなく自分かな?
自分じゃ意識せずに話してることもあるけれど
気をつけるように心がけよう

勉強になりました
Posted by はるみっちゅ at 2008年02月20日 07:00

>はるみっちゅさん

抑揚、激しかったかな〜?
拒んでないから違いますよ^^
Posted by しまりー at 2008年02月21日 21:32
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